汚泥は酸アルカリの中和、鉱石の酸処理、鉄板の酸洗い液の中和など、水回りの処理で出る物や排気ガスの処理後吸収液の中和で出る物など、有害物質の濃縮された姿とも言えます。取り出された成分や排出される水、空気はきれいになっても、濃縮された汚泥は埋め立てるしかありません。
品質の安定した多量の廃棄物であれば再資源化が行い易いのですが、中途半端な量で成分の安定しない汚泥は埋立てなどで処分してしまうしかありません。しかし、前記の飛灰(ばいじん)よりも更に高濃度で、更に複合した有害成分を含むことがよくある汚泥は更に埋立での条件は厳しくなります。 |